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職業は「キャプテン」「傷害の意図なかった」 SS元船長初公判 (産経新聞)

【法廷ライブ SS元船長初公判】(1)

 《国際条約に基づく合法的な日本の調査捕鯨活動に対する妨害行為が初めて裁かれる-。環境保護を標榜(ひょうぼう)する米団体「シー・シェパード(SS)」のメンバーによる日本の調査捕鯨妨害事件で、艦船侵入や傷害など5つの罪に問われたSS抗議船「アディ・ギル号」元船長、ピーター・ジェームス・ベスーン被告(45)の初公判が27日午前10時2分、東京地裁(多和田隆史裁判長)で始まった》

 《SSは米国に本拠地を置く反捕鯨を主張する団体だ。国際的に知られる環境保護団体「グリーンピース(GP)」の幹部だったカナダ出身のポール・ワトソン代表が路線対立からGPを事実上追放された後、1977年に設立した》

 《「海洋生物の保護」を目標に掲げ、捕鯨船を沈没させるなど世界各地で過激な抗議活動を展開。日本の調査捕鯨船団に対しても2007(平成19)年から薬品入りの瓶を投げ付けるなど、乗組員らを負傷させる危険な妨害行為を繰り返してきた》

 《08(同20)年1月には、SS活動家2人が日本の捕鯨船に乗り込んでくる事件が発生し、船員らは2人の身柄を拘束。逮捕も可能だったが、日本政府は国際的な批判を恐れ、反捕鯨国である豪政府の求めに応じて2人を釈放した。この対応をめぐり、「弱腰だ」との批判が出たことで、政府はSSへの対応を徐々に強硬路線に転換させた》

 《そんな中で起きたのが今回の事件だ。起訴状によると、ベスーン被告は今年2月11日、南極海で航行中の日本の調査捕鯨船団の監視船「第2昭南丸」に酪酸入りのガラス瓶を放ち、異臭を拡散させて業務を妨害、乗組員1人にけがをさせたほか、同月15日には、第2昭南丸に水上バイクで接近、防護用ネットをナイフで切り、船内に不法侵入するなどしたとされる》

 《前回の“反省”や、SSの暴力的な抗議活動に国際的な批判が高まっていたこともあり、日本政府はベスーン被告を25日間かけて日本に連行し、3月12日に艦船侵入容疑で逮捕した》

 《ただ、起訴して日本で裁くかについては慎重論もあった。裁判になれば、ベスーン被告が法廷で反捕鯨をPRすることが予想され、SS側の思惑通りになるからだ。しかし東京地検は、被害が失明の可能性もあったことなど妨害行為の悪質性を重視。「法廷が反捕鯨のPRに利用されるからといって立証可能な犯罪行為を処罰しないわけにはいかない」(検察幹部)などとして、4月2日、ベスーン被告を起訴した》

 《こうした経緯から、反捕鯨国など世界中が、ベスーン被告が公判で何を語るかに注目しているといっていい。ただ、勾留(こうりゅう)中のベスーン被告は初公判を控え、産経新聞との接見に応じ、法廷闘争を求めるワトソン代表について、「日本の捕鯨は許せないが、私は家族を持つ普通の人間であり、サムライのような闘士ではない。ワトソンは間違っている」と、ミゾをうかがわせた。「家族が恋しい」と弱音も見せ、法廷では真実を話すが、できれば長く勾留されたくない」と公判の長期化を避けたいとの思いもにじませている》

 《公判が行われるのは、東京地裁では中規模の426号法廷だ。開廷前には、わずか18枚の傍聴券を求め、427人が長蛇の列を作った。開廷予定時間を少し過ぎた午前10時1分、多和田裁判長は地裁職員に「傍聴人の入廷は終わりましたか」と確認した後、「それでは被告を入廷させてください」と告げた》

 《ほどなくして、ベスーン被告が向かって左側の扉から、3人の刑務官に付き添われて姿を現した》

 《長身で黒いスーツに白いワイシャツ姿。頭髪は短く、ほぼ丸坊主の状態だ。水色のスリッパをはいている。左耳には通訳の声を聞き取るためなのか、イヤホンが取り付けられている》

 《25日間に及んだ日本への移送中、第2昭南丸の船員らと同じ肉や魚料理などを残さず食べ、日本語で「おいしかった。ありがとう」とお礼を言う場面もあったというベスーン被告。顔色もよく、健康状態は相変わらず良好のようだ》

 《落ち着いた様子で傍聴席に目をやりながら、弁護人の前の長いすにゆっくり腰を下ろした》

 《午前10時2分、多和田裁判長が声を発した》

 裁判長「それでは開廷します。通訳人の方は宣誓してください」

 《多和田裁判長の左前方に座る金髪の若い女性通訳が、「良心に従い…」と日本語で宣誓書を読み上げた。多和田裁判長は「それを説明してください」と通訳を促し、通訳が英語でベスーン被告に説明する》

 《多和田裁判長は不規則発言の禁止や、みだりに席を立たないことなど傍聴人への注意事項を述べた。ベスーン被告は手を前に組み、傍聴席を眺めている。無表情で落ち着いた様子だ》

 《多和田裁判長に促され、ベスーン被告が証言台の前に立つ。人定質問が始まるようだ》

 裁判長「名前を述べてください」

 被告「ピーター・ジェームス・ベスーンです」

 裁判長「生年月日はいつですか」

 被告「1965年4月4日です」

 《女性通訳のやや早口の通訳の後、速やかに答えていくベスーン被告》

 裁判長「日本における住所はありますか」

 被告「ございません」

 裁判長「職業は何ですか」

 被告「キャプテン(船長)です」

 裁判長「今から検察官が起訴状を朗読します。立って聞いていてください」

 《うなずくベスーン被告。男性検察官が立ち上がり、よく通る声で起訴状の朗読を始めた。ベスーン被告は背筋を伸ばして手を前に組み、検察官の方を見つめながら聞き入っている》

 《検察官が起訴状朗読を終えると、多和田裁判長が、弁護人から出された求釈明について、発言を求めた。弁護人は起訴状に記載された「SS構成員らによる調査への妨害行為の排除等の業務」の「排除等」について、例示的に示すよう求め、検察官は、妨害行為の排除業務と第2昭南丸の安全航行のための操船業務などだと説明した》

 裁判長「それではこれから事件に対する被告の陳述に入ります」

 《いよいよ罪状認否が始まるようだ。多和田裁判長は、黙秘権について説明した後、ベスーン被告に語りかけた》

 裁判長「それでは尋ねます。先ほど検察官が読み上げた起訴状の事実について、どこか違うところがありましたか」

 被告「はい。まず傷害罪については否認します。私はいかなる人にも傷害を負わせる意図はなかったからです」

 《ベスーン被告は引き続き、落ち着いた様子で、通訳の方を見ながら発言を続ける》

 被告「あと、酪酸入りの瓶を投擲(とうてき)したことは認めますが、その背景については、いろいろ事情があるので、審理の中で明らかにしていきます」

 「銃刀法違反は認めます。ネットを切断したことも認めます」

 裁判長「艦船に侵入した事実も認めますか」

 被告「第2昭南丸の中に入ったことは認めますが、それには正当な理由がありました」

 《通訳を挟んでいるためか、質問がややかみ合っていないようだ。多和田裁判長が再度尋ねる》

 裁判長「侵入防止用ネットをナイフで切断して、艦船に侵入した事実も認めますか」

 被告「はい」

 《多和田裁判長は納得したようだ。弁護人の意見を尋ねる》

 弁護人「傷害の故意、因果関係、結果の程度については争い、そのほかの事実については認めます」

 =(2)に続く

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